風や光が満ちる自然を肌で感じる上質な暮らしを楽しむ家
1階には主寝室と子供部屋があるM様邸。主寝室の東側の窓からは優しい朝の陽射しが入り、清々しい目覚めを迎えられます。ヒノキの階段を上がると2階には無垢材の香りがいっぱいのLDK。上部にロフトを設けた天井には、伝統的な技術を持った大工が刻んだ丸太の梁（はり）が幾重にも連なっています。構造の強さと美しさを同時に感じられる仕上がりに。また2階にリビングを設けることで、陽射しがたっぷりと入る明るい空間で、周りの視線も気にならずにゆったりと過ごせるのも特徴になっています。無垢材をふんだんに使い匠の技術が盛り込まれたナチュラルで清涼感のあるお住まいが完成しました。
▲山本建築の現場見学会にご来場くださり、テイストを気に入っていただいたお施主様。技術を持った地元の大工ならではのオリジナリティー溢れるお住まいをご希望されました。大工の技が活かされた天井を飾る大きな太い梁が特徴になっています。
▲立地形状や採光を考慮して、2階リビングをご提案。屋根の構造をそのまま天井に利用しているので、より縦の空間に広がりを感じられます。床板には30ミリの杉板を採用。圧密を掛けることで、杉板の表面を硬化させているのもポイントの一つです。
▲杉の一枚板を使ったカウンターのある対面式キッチン。ダイニングやリビングと視線が配りやすいので、ご家族との会話を楽しみながらお料理ができますね。内壁には調湿性や消臭性のある珪藻土（けいそうど）を採用。レンジフードの側面には、アンティークな照明も設置して、オシャレなカフェのような雰囲気に。
▲キッチンの後方には、大きな造り付けの収納棚も。杉の柾目（まさめ）を使って、職人が一つひとつ丁寧に仕上げました。アンティーク調の金具の取っ手も見逃せないポイントです。また汚れ防止のために、メラミン樹脂塗装を施してあるのも大きな特徴です。
▲ダイニングの床の一部には、掘りごたつ風に足を下ろせるように設計。こちらの上に、ローテーブルを置いて、ご家族の団らんの場所に。または床下収納としても活用できるスペースになっています。
▲2階のリビングの一角には、旦那様のための書斎スペースも配置してあります。造り付けのカウンターや棚を設けてあるので、読書やパソコンなどをするのに便利なスペースに仕上がりました。
▲こちらは広々としたお子さんのためのお部屋です。将来的に二つのお部屋に分けても問題のないように、収納も2つ設置してあります。リビングと同様に、ドッシリとした梁が通してあるのもポイントです。
▲玄関には、無垢材を採用したフロートタイプの大きな収納棚も。床から浮かせることで、スッキリとした印象に。杉の木目を互い違いに配置して、デザイン性も高めています。回り階段の下部には、トイレを置いてスペースを無駄なく活用しています。
▲インナーバルコニーを採用して、スクエアな外観を損なわないようなデザインに。ウェスタンレッドシダーとガルバリウム鋼板がマッチした無駄のないシャープな外観に仕上がりました。片流れの屋根には太陽光パネルを載せたオール電化のお住まいです。
▲バルコニーと同様にウェスタンレッドシダーを玄関周りに採用。DIY感覚でお手入れも可能なオリジナルのウッドサイディングです。お施主様のお好みに合わせて、濃い目の配色にしてあります。