ほっこりとした木のぬくもりを感じる純和風スタイル
昔ながらの和風住宅を基本に外観もこだわりました。ゆったりとしたLDKと連続する2間の和室の配置は“おもてなし”を意識したもの。年を経る毎に増していく風合いや温もりを感じられるのも本物の木だからこその楽しみです。住まいの内側は、和の趣と洋の雰囲気を合わせ持つ上質な癒しの空間。そして、何よりもこだわったのは“くつろぎ”。天然木が好きなご夫婦ならではの木に囲まれた温かみのある、ほっこりとしたお家が完成しました。1階、2階共に床板には、杉材を採用し、その他にも天井や腰壁に杉材を使用しました。笑顔がたくさん集まる天然木が豊富に使われたお家に仕上がりました。
▲節のある杉板のフローリング。落ち着いた色合いのウォールナットの突板で組み上がったダイニング・テーブルのセットも雰囲気をさらに演出しています。突板なので、強度があり、変形しにくいのもポイントの一つです。
▲広々としたキッチンは、ご家族との会話がしやすい対面式。もともとの風合いを活かした木肌の一枚板のカウンターが特徴になっています。白を基調とした人工大理石のワークトップと木目の調和が引き立つキッチンに仕上がりました。
▲無垢材を利用した勾配天井のリビング・ダイニング。通常の天井よりも縦の空間に余裕があるので、開放感があります。吊り下げられたペンダントライトが、ご家族の憩いの場を優しく照らします。
▲玄関を開けると節の無いフローリングの廊下が広がります。無垢材なので雨の日でもサッパリとした爽やかな空間。8畳と8畳の2間続きの和室は、極上のくつろぎのスペース。千本格子の欄間や広縁など昔ながら純和風の趣を存分に楽しめます。
▲以前のお住まいに神祠があり、新居にも同様のスペースを設けました。各所に匠の技が施された和室に仕上がりました。こちらに配置された座卓も注目のポイント。ケヤキに似たセンという木材を使用した山本建築のオリジナルの座卓です。
▲2階のバルコニーにも、杉板を採用しています。お布団を干しやすいように、上部の笠木は板金仕上げ。また軒下の構造材の垂木は、4寸角（約12センチ×約12センチ）で、シンプルでダイナミック！重厚感のある雰囲気を演出しています。
▲玄関には、ドッシリとした杉板を使った収納棚も。一般的に縦張りにするのを、横張りにしてあります。赤みと白みのコントラストが美しい仕上がりで、天然木の風合いを味わえます。
▲キッチンの近くには、奥様に嬉しい収納力たっぷりのパントリーも。3枚の片引き戸で使いやすさも特徴です。S様邸は収納や建具にこだわっているのも大きなポイントになっています。
▲火山灰や軽石が主原料となる自然素材のシラスを外壁に使用。加えて、地元の天竜の砂利や浜北の石灰をブレンドして、オリジナリティー溢れる仕上がりになりました。
▲安定感のあるお住まいのS様邸。屋根には日本の三大瓦の一つでもある三州瓦を採用しています。連続した切妻屋根で、純和風の趣をより一層に引き立てています。