遠州森町で木の家づくりを手がける山本建築です。
今回は、前回触れた「アイデア空間」についての話題です。

「ZEH（ゼロエネルギー住宅）の性能を満たしつつ、好きな素材とデザインで自分らしい空間を創るにはどうしたらいいか？」

その課題に対して思いついた１つの案が、
寝食などの基本的な生活を送る建物はZEH仕様にし、
別棟としてガレージを設けるという「＋ガレージ」の家づくりです。

「＋ガレージ」とは、大人の楽しみを詰め込んだ「木のおもちゃ箱」のような空間。
広さは車が2台分入る程度のスケールをイメージしましたが、もちろん敷地や費用、用途に応じて自由にできます。

例えば1階にはご主人の愛車用のガレージにして、車いじりを好きなだけ楽しめるスペースを確保。

さらにロフトを設けて、音楽鑑賞や楽器演奏なども楽しめるセカンドリビングを設置。
ギャラリースペースや、奥さまが将来お料理教室やネイルサロンなどを開業するためのスペースに充てることもできます。

1階はコンクリート土間、しかもオープンな造りなので、もちろん気密性・断熱性はZEHほど優れてはいませんが、自分らしい使い方と過ごし方を思う存分楽しめる自由なスペースです。
お祭りの際にも仲間が集まったり、笛吹きの練習をしたりと、地域の人々とのコミュニケーションスペースとしても活用できます。

いかがでしょう？
こんなスタイルの「森フォルニア・ハウス」があっても面白いと思いませんか？