平屋と二階建てを組み合わせたヒノキの二世帯住宅
結婚されてアパート住まいだったお施主様がご両親と共に生活するための二世帯住宅を建てられました。ご実家を建て替えて新たなお住まいを計画されたお施主様。親世帯と子世帯が時間帯や生活音を気にせずに快適に暮らせるようにと平屋建てと二階建てを組み合わせた二世帯住宅に。キッチンやトイレ、お風呂などはそれぞれに備え付けてあるのもポイントです。子世帯のヒノキを採用したリビングや親世帯にある山本建築の伝統技術を活かした和室など、お施主様のご家族のこだわりが詰まったオール電化で機能的な二世帯住宅が完成しました。
▲こちらは子世帯のリビング。フローリングには国産の無垢のヒノキを敷き詰めてあります。山本建築オリジナルのテレビ台や収納棚が設置してあるのも大きな特徴の一つ。自然素材に囲まれた爽やかなリビングに仕上がりました。柔らかな色合いのアクセントウォールが空間に優しい強弱を付けているのもポイントです。
▲リビング、ダイニング、キッチンと直線に並び、ご家族とのコミュニケーションの取りやすい空間。ダイニングには、お施主様がお選びになったこだわりの照明を設置しました。キッチンの天井にはリビングと同様にシンフォニーライティングを取り付けてあります。
▲フローリングから続くヒノキ材が、そのままキッチンの前面に張り付けられ、木の温もりを感じられる空間をさらに演出。キッチンのカラーは、元気の溢れるオレンジを採用。木目を基調とした空間のアクセントになっています。キッチン内の床には、汚れにくく耐久性に優れたものを採用しているのもポイントです。
▲ダイニングの隣には、ご家族がほっこりと過ごせる和室を配置。三枚の引き戸を採用しているので、全てを開けておくとダイニングやリビングとの一体感のある広々とした生活空間に。またお友達やお客様が来た際にはゲストルームとしても利用できる使い勝手の良い和室です。
▲こちらが親世帯の生活スペースとなります。ご両親の住まいは二世帯住宅の平屋建て部分。キッチンは小世帯と同様の仕様となっていますが、その他の空間は和室となっています。備え付けのテレビ台スペースに加えて、たっぷりと収納ができる押入れも設置。
▲二間続きの和室と同じように、和室とキッチンの仕切り部分には、三枚の引き戸が取り付けられています。引き戸を開けておくことで、全てのスペースにつながりを感じられる広い空間に。限られたスペースを最大限に活用したプランニングとなっています。
▲トイレの一角には、遠州森町の陶器ブランド“森山焼”の朱色の手洗い鉢。白地に黒色のタイルを張り、縦のラインが美しい壁面との対比も鮮やかです。和室を中心としたご両親のお住まいに調和した空間に仕上がりました。
▲外観は建物の壁面をグレイに、前面の部分を濃い目のブラックに。同系色でありながら濃度に差を付けることで、コントラストが映えて立体感のあるフォルムに仕上げてあります。モダンな雰囲気を出すために、平板の陶器瓦を採用しているのも大きな特徴の一つです。